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○じん肺は粉じんの吸入を防ぐことで予防できる。特にアーク溶接は呼吸用保護具の着用を徹底する。局所排気装置等の設置も有効である
○防じんマスクは「国家検定合格品」「個々の作業に適しているもの」を使用し、フィルターの交換時期を明示し、点検手入れを常に行い十分機能を発揮できる状態を保持する
○事業者は常時アーク溶接等の粉じん作業に従事又は従事させたことのある労働者に対し、じん肺健康診断(就業時、定期、定期外、離職時)を実施する義務を負い、記録を7年間保管する
○新たに溶接者を採用する時、他職種から溶接作業に配置替えする時はじん肺健康診断を受診させ、じん肺の有無、程度を確認する
○じん肺健康診断の結果、じん肺管理区分が2以上の労働者には産業医等による保健指導を行うとともに粉じん作業以外への転換、就業場所の変更、作業時間の短縮等の粉じんば<露の低減処置を行う
○じん肺の有所見者が離職する際こは離職時の健康管理について指導を行う。じん肺管理区分が3の離職者には都道府県労働基準局長より健康管理手帳が交付される

 

 

 

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